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駄文シリーズ その1 [駄文シリーズ1]

あ~・・・・見切り発進です←
というわけで不定期更新ですよ?

それ以前に、後半は誰かに見てもらって手直しして・・・とかもないので、毒舌アドバイス等々どんとこいです←


そんなことは置いといて・・・

この作品は、オンラインゲームであるMFLの二次創作、魔砲少女まじかる☆りぷるん(クリックで原作?へ)の二次創作となっております
なので、そちらから見ることをお勧めしますし、MFLを知らないならば読んでも面白く無いと思います・・・;

そして、筆者はそんなに小説を書くのが上手なわけではないので、その言葉の通り駄文となっていると思います・・・

それでもいいよっ!って方だけ、本文(?)にお進みください





以下本文





「ん~……この辺に何かありそうなんですけど……。」

 薄暗い空間に、幼い声が響く。閉めきった空間なのか、声は反響して聞こえてくる。
 声の主は、ヴァジアタの一般的な服、左手には明かり替わりの煌石、背中には青いリボンと神官の杖。
 そして、頭にはなぜか猫耳が付いている。

 この少女の名前はミズキだ。

 ミズキがあたりを調べていると、近くで壁を叩く音がした。
 音のした方を見ると、一匹のディナシーが壁のほうを指さしてる。

「カトレア、何かあったの?」

 カトレアと呼ばれたディナシーに近づき、確認する。すると、そこにはぱっと見じゃわからない様に隠された横道があった。

「お……カトレア、お手柄だね♪」

 ミズキはディナシーの頭を撫でる。





放浪少女ミズキ

OP 『お宝どーこー?』




第一話 『遺跡探索』

 ユタトラ諸島に住むブリーダー達が遠征に行くのとは少し違う、小さな遺跡。
 今、ミズキはその中の通路に居た。
 なぜそんなところに居るのか、その理由は簡単。

 ミズキはトレジャーハンターだからだ。

 ブリーダーの中でも、物を集めることに優れた者たち、それがトレジャーハンター。
 そのトレジャーハンターの中でも、ミズキは少し違う。
 それは、ミズキはまだユタトラ諸島にたどり着いて居ないのだ。

 この世界は、少し前に大海嘯に襲われた。
 これにより、多くの人が流され、故郷を失った。

 そんな中でも強く生き残った人々は集まり、ユタトラ諸島にて新たに生活をはじめて居た。
 しかし、当然まだそのユタトラ諸島にたどり着いて居ない人達も居る。
 ミズキもその一人だ。

「柳、おいで。」

 ミズキが呼ぶと、少し離れた場所から緑色の大きなライガーが歩いてきた。柳とは、どうやらこのライガーの名前のようだ。
 柳は、ミズキがまたがっても余裕で走れそうな大きさがある。

 ミズキは柳が近くまで来たのを確認すると、脇道へと入っていった。
 何も言わずとも、二匹をミズキの後を付いていく。

 この二匹は、大海嘯の前から一緒に居るモンスター達で、ミズキとは強い絆で結ばれている。
 大海嘯でモンスターと離れ離れにならなかっただけでも珍しいが、2匹同時となるともはや奇跡だ。
 
(ディナシーが水を操れるのが良かったんですかね?いや、カトレアはそこまで強くないはず。というか、カトレアと離れまいとして抱きしめてた気がしますし……それじゃ、技も出せませんよね?じゃぁ、大海嘯に襲われた時に居た場所の地形が良かったんですかね?だとしても、目覚めた時に誰も居なかったし……。まさか、柳が私の服を咥えて泳いだとか?いや、さすがにこれはないですね。確かに服に噛み跡はあったけど、陸地に上がってから運ばれた時に付いた感じでしたし……。じゃあ、本当に奇跡……?)

 そんな事を考えつつ、奥へと進んでいった。

 脇道には所々トラップがあったが、幾つかの遺跡を見た経験と、体の小ささとを生かしてくぐり抜け、奥へと進んでいく。
 どのくらい進んだだろうか?
 脇道の入り口の方には、迷い込んだであろう野良のモンスターがトラップに引っかかりかわいそうなことになっていたりしたが、奥に行くにつれでそれは減り、通路を作る石自体が光を発する幻想的な風景になってきた。その光は、奥に行くにつれて、強くなっていく。
 長年放置されていたはずであるにもかかわらず、その年月を全く感じさせない風景だった。
 試しに壁を指で擦ってみるが、ヤスリの様にザラザラとした感触はなく、まるでガラスの様なツルツルした感触がする。
 指を確認しても、ホコリや塩がついていたりはしない。

 ここの地形なら、大海嘯で海水をかぶっているはずなのに……。

 昔の人は、イダルと月の力を使い、今には存在しない高度な文明を持っていたらしい。おそらくこの遺跡はその時代のもので、そういうよくわからない力が働いているんだろうとミズキは結論付た。
 さらにこれだけ厳重に守るということは、遺跡の大事な部分、財宝に近づいて居ると考えて、更に奥へと急いだ。

 他の遺跡の中央部や、財宝の隠し場所は、こんな風に守られては居なかった事に疑問を持ちながら。

 進むにつれて、石の光は更に強くなっていき、すでに昼間の太陽の下くらいの明るさがある。
 脇道に入ってから松明を立てたりする物がなかった理由がは、この石のおかげなのかもしれない。

 そして、どこまで続くかわからなかった脇道もついに終わりを迎える。
 ミズキの正面には、壁と同じ素材で出来た両開きの扉があった。
 かんぬきなどの鍵は特に見当たら無いが、細かく装飾のされた美しい扉だ。
 そして、鍵がないにも関わらずになんだか開けれない気がしてくる……。

「この中に……何があると思う……?」

 ミズキは、誰にとでもなく聞いた。

(こんな遺跡は見たこと無い。)

 今まで無視してきた、他の遺跡とは違うという違和感がどんどん強くなる。
 この中にあるのは、本当に財宝なのだろうか?もしかしたら、昔の人が危ないものを封じ込めたのではないだろうか?
 そんな疑問が浮かんでくる。

 何かに髪を引っ張られ、意識が現実に戻り、カトレアが心配げに覗き込んできているのが見える。
 考えこんでしまっていたらしい。

「カトレア、ありがと。」

 開けてみなければ何があるかはわからない。ミズキは勇気を出して扉を押した。
 扉は重い。しかしスムーズに動き、放置された時を感じさせない。

 扉の中はとても簡単な作りだった。
 廊下と同じ素材で出来た真四角で大きな部屋、その中央には人が一人のれるくらいの台があった。高さはミズキの胸くらいだ。
 その台の上には、不思議な光を放つ石があった。
 近付いてみるとそれは……。

「これだけトラップを仕掛けて……。特別な部屋を作って……。保管してたのは錬月鉱ですかっ!あーもう、期待して損しました……。」

 台の上にあったのは錬月鉱……そう、イダルだったのだ。
 昔の文明ならこのイダルを有効活用出来たのだろうが、今の文明ではせいぜい月の方向を示すコンパス程度にしかならない。
 昔、ここは何か重要な施設だったのかもしれないが、今となってはただの廃墟、遺跡だ。

「でも、ここまで来て何も持ち帰れないっていうのも嫌ですし、いらないですけど錬月鉱を持ち帰りますか……。」

 そう言ってミズキはイダルへ右手を伸ばした。
 イダルを台から動かした瞬間、周りの石から出ていた光が消えて真っ暗になった……。

「え……?何……?」

 ミズキは突然の事に驚きを隠せない。 急いでポケットから煌石を取り出す。
 右手の中のイダルの重さがないことに気づきあたりを見渡すと、そこには……。

「浮いて……石が集まってる……?」

 イダルは中に浮き、周囲の壁から石がイダルへと集まっていた。
 そして、それは巨大なゴーレムとなった。

「ハハハ……、まぁ、お約束ですね。東のスリーピーさんより大きくて、ケンプファーより丈夫なんじゃないですか?」

 のん気に言ってられたのもつかの間、巨大なゴーレムはその拳を振り上げる。
 部屋が広かったのが幸いか。思いっきり下がることでその攻撃を避ける。
 拳を受け止めた床には、ちょっとしたクレーターが出来ていた。

「っ!?冗談じゃないですよ、あんな攻撃!!」

 文句を言いつつ神官の杖を背中から引き抜き、構える。

「カトレア、ディフェンスブースター! 柳、アタックブースター! くっ……!」

 冷静にモンスターたちに指示を飛ばし、戦闘態勢を整える。
 攻撃力と防御力の底上げをする。が、この2つはガッツをごっそりと持っていく技だ。

 トレジャーハンターは戦闘に対する知識は少なく、ガッツの消費を軽減する術を持たない。
 そのためガッツブレイクには常に気を使わなくてはならない。
 さらに、柳は近接攻撃が主力のモンスターだ。一撃の威力は申し分ないが、ガッツの消費は凄まじい。
 その上モンスターを2体連れていようとも、1つの指示具から指示できる技の数は変わらない。
 とてもじゃないが、戦闘には向かない。
 まさに、絶体絶命と言うわけだ。

(この状況で……どうすればいいんでしょうね?)



ED 『遠征失敗☆ミ』


スタッフ:っ[カンペ]
ミズキ:え?あぁ……読むんですか?あ、はい。


ミズキ:次回予告

ミズキ:突如目の前に現れた巨大なゴーレム

ミズキ:たかがイダル……あぁ、錬月鉱ね。錬月鉱でも簡単には持ち帰らせてくれない……!

ミズキ:私は無事に遺跡から脱出できるのだろうかっ!?


ミズキ:次回 第2話 『強敵、遺跡と宝の守り人』



ミズキ:……え!?続くんですかこれ!?
スタッフ:あれ?言ってなかったっけ? 

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